カリウム製剤
- 2015/03/02 19:53
- 2,099アクセス
- 10コメント
昨年沼津市立病院で発生したカリウム急速静注の医療過誤で元職員の看護師が書類送検されましたね。
日々、カリウム製剤を扱う身として、そして後輩に指導する立場として怖さを再確認しました。
カリウム製剤を急速投与していけないことは医師、看護師、薬剤師であれば100%知っていないといけないことなのですが、じゃあ一体何がカリウム製剤なのかというと実は看護師のレベルでは難しい問題なのだと思っています。
例えば塩化カリウムは誰でもが知る急速投与禁忌のカリウム製剤です。沼津市立のケースのアスパラカリウムも有名なカリウム製剤ですよね。
ではカンレノ酸カリウムはどうでしょうか。
最近はジェネリック医薬品が商品名ではなく一般名で発売されるケースが多くなり、今後このように「カリウム」と名のつく薬品が現場にあふれるようになると思います。
カンレノ酸カリウムはソルダクトンなので希釈してゆっくり静注がOKな薬剤なのですが、そういうことに慣れてしまうと、いつかアスパラカリウムもゆっくり静注する看護師が出てきそうですよね。
(退会者)
このトピックのコメント受付を終了します。
一度受付を終了すると、再開することはできません。
本当に終了しますか。
終了する
キャンセル